自分は昔から時間が大好きだったし、今も好きだ。
時計の構造にも美を感じる。と言うか歯車が好き(笑)

小さい頃からストップウォッチを丁度5秒や10秒で止めるとか
時計の秒針に合わせて手拍子を打つとか、その倍とか、2秒に1回叩くとか
メトロノームで遊んでいた。

通った学校は全て遠く、小学校で徒歩25分、中学校で徒歩30分
高校では電車とバスで1時間半、大学は電車で2時間越えだった。
仕事場も遠い事が多く、片道2時間半とかがざらにあった。
中学までは身体がやたら弱かったのか3か月に1回は風邪をひいていたが、
高校では無遅刻・無欠席・無早退…卒業式でわざわざ紹介してくださった。
ただ、音楽科に居た男子3人が3人とも皆勤賞だったので
周りから「音楽科の3バカトリオは風邪ひかない」的な視線は今でも忘れられない(笑)

まぁ、それはさて置いて、当然時間管理ができないと熟せない生活だった。

また話がとんでもなく反れ出した…

どうしてもTempoから遅れる生徒さんがいらっしゃる。
調子良く行く時もあるけれど、ほとんどの確率で遅れる。
昔、吃音持ちだったという事を加味しても乗り遅れている。

これはもしかしてと思って、電子メトロノームを取り出し
カチカチに合わせて手を叩いてもらったら見事にズレる。

裏打ちはもっと悲惨だった。カウントの隙間に入れない。
思い切って飛び込んだ所はメトロノームのカウントと同時だったりして二人で大笑いした。

もしかすると、多くの人が一定のテンポを保つのは難しいのか…?
いや、まぁ機械的なまでに正確である必要があるのかと言われるとやや疑問ではあるが
ある程度は守れた方が良い。

因みにその方はメトロノームトレーニングを3分程実践して歌い直したら
テンポに乗れるようになり、リズム感も良くなった。

と言うわけで宿題としてメトロノームや時計で遊んできてもらう事にした。