ビートはその曲の最小単位のカウント、テンポはそのカウントから次のカウントへの間の時間を決める数値。
♩=60と書いてあれば、♩(四分音符)が1分間に60回入るスピード(テンポ)となる。つまり1秒に1拍になる。
♩=120なら1分間に♩が120回入るので、1秒に2拍、♩=60の倍速になる。
♩=30(こんな遅い曲はないが)なら2秒に1拍になるわけだ。

こういった事から楽譜を見ると大体の演奏時間を算出する事もできる。
こんなに分かり易ければいいのだけれど^^;

で、このビートやテンポは比較的数学というか機械的な話なのだが、またそれとは別に実際に演奏するとなると、ほとんどの楽器で三種類の時間が存在する。それぞれ頭からアタック、コア、リリース。
アタックは楽器等で音を出そうとギミックを動かした瞬間、コアはその音が一番良い響きを出す瞬間、リリースはその音を伸ばしたりした時に緩やかに無音の状態へ戻っていく時間。

ピアノで考えるのが一番分かり易い。
鍵盤を叩いて、音の起ち上がる瞬間がアタック、音がポーンとエネルギー高く響く瞬間がコア、そのまま伸ばし続けて、段々弱くなっていく時間がリリースだ。
これは楽器によって差があるし、歌にもこの時間は多かれ少なかれある。

次回はその多かれ少なかれについて書こうと思う。