前回・前々回で長音階・短音階を説明しました。
今日の音楽理論や作曲法等の基本は長・短音階ですが、勿論それに捕らわれない独特な音階も存在します。

聴き馴染みが無いからこそ?独特の雰囲気を醸し出す音階の数々…
あなたはどれだけご存知ですか?
全部知ってるよって方は「音階マニア」認定です 笑

教会旋法(1つ目の太字…終止音 2つ目の太字…支配音)

Ⅰドリア旋法
・ミ・ファ・・ラ・シ・ド・レ

Ⅱヒポドリア旋法
ラ・シ・ド・・ミ・ファ・ソ・ラ

Ⅲフリギア旋法
・ファ・ソ・ラ・シ・・レ・ミ

Ⅳヒポフリギア旋法
シ・ド・レ・・ファ・ソ・・シ

Ⅴリディア旋法
ファ・ソ・ラ・シ・・レ・ミ・ファ

Ⅵヒポリディア旋法
ド・レ・ミ・ファ・ソ・・シ・ド

Ⅶミクソリディア旋法
・ラ・シ・ド・・ミ・ファ・ソ

Ⅷヒポミクソリディア旋法
レ・ミ・ファ・・ラ・シ・・レ

Ⅸエオリア旋法→今日のイ短調(自然短音階)
・シ・ド・レ・・ファ・ソ・ラ

Ⅹヒポエオリア旋法
ミ・ファ・ソ・・シ・・レ・ミ

Ⅺイオニア旋法→今日のハ長調
・レ・ミ・ファ・・ラ・シ・ド

Ⅻヒポイオニア旋法
ソ・ラ・シ・・レ・・ファ・ソ

全音音階
何の音からスタートしても良いが、音程の幅が全て全音(長2度)で構成された音階。
例)ド・レ・ミ・♯ファ・♯ソ・♯ラ・ド
よくアニメやTVの人形劇等で用いられる、回想シーンへのワープ音(上行系)やまた現実に戻って来る際に用いられる(下行系)音階である。

民族的音階
①日本の音階(雅楽)
呂旋法
ド・レ・ミ・ソ・ラ・ド…第四音(ファ)・第七音(シ)が抜ける通称四七抜き音階と呼ばれる。因みにスコットランド民謡にもこの音階が多用される。

律旋法
ド・レ・ファ・ソ・ラ・ド…第三音(ミ)・第七音(シ)が抜ける旋法

②日本の音階(俗楽)
陽旋法
ド・レ・ファ・ソ・♭シ・ド

陰旋法
ド・♭レ・ファ・ソ・♭ラ・ド

陽旋法は明るく聞こえ、陰旋法は暗く聞こえる。
何れも非常に「雅」なイメージを持たれるかと思います。
陰旋法を聴くと「楽しいひなまつり」を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか?

③ジプシー音階
ド・レ・♭ミ・♯ファ・ソ・♭ラ・シ・ド

音階の最中に増2度が混じる音階。
独特の雰囲気を醸し出す。インドのような雰囲気もする。
また、思い出しやすいのはディズニーアニメでお馴染の「アラジン」の中の”アラビアンナイト”もこの音階が用いられている。
ターバン巻いた人が壺に入った蛇に笛を吹いているような…そんな画が思い起こされる。

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